日本企業にとって、かねてから海外企業買収による成長は最も重要な経営テーマです。クロスボーダーM&Aがうまくできるかどうかによって、次第に各企業の行く末が左右されるようになってきています。
本セミナーは3部構成+特別編とし、M&Aの各段階で立ち戻るべき原理・原則の解説と、現場での実践のヒントの紹介に注力いたします。それぞれが独立した内容となっておりますので、ご関心に応じて個別に受講していただいても結構ですし、全体を受講していただければ、より立体的にM&Aをご理解いただけるものと存じます。
セミナーでは、実際に多くの案件を支援したコンサルタントがお話をさせていただきます。少人数制で開催しますので、質疑応答やご相談なども行いやすくなっております。ぜひ、この機会をご活用下さい。
内容
クロスボーダーM&A【特別編】 : 事業・子会社売却における組織・人事上の論点
近年、事業の選択と集中、ポートフォリオの組み替えに伴い、日本企業によるノンコア事業売却のケースが増えています。
業績不振に陥ってしまった事業を急ごしらえで売却する等、売却においては買収ほどには丁寧なディールの検討がなされないケースがまま存在しますが、クロージングの期間とタイミングを見越して適切な価格で事業・子会社を売却する事は、本社のコア事業運営の資金を確保する上で、重要な課題です。そのためには、事前に案件固有の論点を整理し、必要な情報を収集した上で売却プロセスを開始することが、人事・組織の分野においても肝要です。
本講座では、クロスボーダーM&Aによる事業・子会社売却において頻出する課題を整理し、あるべきディール推進の概略をご紹介します。今後事業・子会社の売却を予定されている場合、ぜひお役立てください。
- 売却を検討している日本企業の現状
- 事業・子会社売却時に売り手が抱えるリスク
- 売却プロセスにおける売り手側の組織・人事面の代表的なタスク
- 売り手によるHR Due Diligenceプロセスの進め方
- 事例紹介
- 質疑応答
日時
2018年8月9日(木) 15:30 - 17:00 (終了)
2018年9月7日(金) 15:30 - 17:00(終了)
2018年10月10日(水) 15:30 - 17:00 (終了)
2018年11月9日(金) 15:30 - 17:00(終了)
場所
マーサージャパン株式会社:会議室(東京ミッドタウン16階)
東京都港区赤坂9-7-1
・都営大江戸線「六本木駅」(8番出口直結)
・東京メトロ日比谷線「六本木駅」(地下通路直結)
・東京メトロ千代田線「乃木坂駅」(3番出口) → 徒歩約3分
・東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」(1番出口)→ 徒歩約10分
参加費
無料
定員
8名
対象者
M&Aまたはグループ・海外人事に関わる方を主な対象としています。
※弊社と同種・類似のサービスを提供されている企業様のお申込はご遠慮いただいております。悪しからずご了承下さいますようお願い申し上げます。
お申込
フォームに必要事項をご入力の上お申込み下さい。
※キャンセルの場合には、その旨事前にメールにてご連絡を頂けますようご協力をお願いいたします。
※当日は受付で御名刺を頂戴いたします。
お問い合わせ
ご不明の点等ございましたら、下記までお問い合わせ下さい。
マーサージャパン株式会社
グローバルM&Aコンサルティング部門
講師
島田 圭子(しまだ けいこ)
グローバルM&Aコンサルティング代表 パートナー
日系企業人事部を経て現職。
国内外の企業に対する、M&Aに関わる人事デューデリジェンスおよび組織・人事面での統合支援を中心としたコンサルティングをリード。2002年より企業再生案件、ファンドの投資案件、日系企業同士の大型合併案件に伴う組織・人事統合の支援多数、2004年以降は主に日本企業のクロスボーダーM&Aに伴うプレディールからポストディールまでの一貫した支援をリード。
支援した業界は、IT・通信、半導体、重機械工業、化学、製薬、電機・精密機械、食品、物流・運送、金融等と多岐に亘る。企業規模も数名のベンチャーから数万人規模の上場企業まであらゆる組織の支援実績を有する。日本企業の海外現法の人材マネジメントサポートの豊富な経験も有する。直近では、外国企業による日本企業投資・JV設立・買収支援及びPMI支援案件も複数リード。
著書に 「A&R 優秀人材の囲い込み戦略」(東洋経済新報社、共著)、「人事デューデリジェンスの実務」(中央経済社、共著)、「M&Aを成功させる組織・人事マネジメント」(日本経済新聞社、共著)、「合併・買収の統合実務ハンドブック」(中央経済社、共著)がある。
青山学院大学国際政治経済学部卒、シカゴ大学経営学修士(MBA)修了
柴山 典央(しばやま のりお)
グローバルM&Aコンサルティング シニアコンサルタント
国内独立系ベンチャーキャピタルにおけるハンズオン投資、総合コンサルティングファームにおける製造流通業への経営コンサルティングを経て現職。
これまで、国内外の未上場企業に対するインセンティブプランの提案、組織再編の実行、大手上場企業に対するプロジェクト制組織の導入支援等を行っている。
マーサーにおいては、日系企業のクロスボーダーM&Aの支援を手がけている。これまで、化学、機械、IT、精密機器などの幅広い業界にわたって人事デューデリジェンス、経営者のリテンション、ガバナンス体制の設計、多国籍企業の資産買収における従業員転籍支援を行っている。
慶應義塾大学理工学部化学科卒、同大学院基礎理工学専攻修了
川口 知宏(かわぐち ともひろ)
Multinational Client Group シニアコンサルタント
マーサージャパンの年金コンサルティング部門において日系及び外資系企業の退職給付債務計算や退職給付制度改定、M&Aデュー・デリジェンスのプロジェクト等に参画した後、マーサーフィリピンにおいてチーフアクチュアリーとして退職給付債務計算業務の統括及び新規ソリューションの開発にあたるとともに、在比日系企業に対するマーサーの各種サービスの提供に従事。
日本へ帰国後は、Multinational Client Groupにて、M&Aにおける退職金及びその他の福利厚生制度のコンサルティング、グローバル企業の退職金及びその他の福利厚生制度に係るガバナンス向上、リスク・コスト削減のためのサービスの提供を行っている。
日系企業の欧米及びアジア拠点の退職金及びその他の福利厚生制度に係る多数のコンサルティングプロジェクトに携わった経験から、日本のみならず海外の市場動向にも精通しており、論文執筆や講演などを通して国内外への情報発信も多数行う。
慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻修了。
米国アクチュアリー会正会員及びCERA(Chartered Enterprise Risk Analyst) 資格を有する。