クロスボーダーM&A [1] 基礎セミナー : 組織・人事デューデリジェンスと経営者リテンション

20 October 2021  Japan, 東京

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    日本企業にとって、かねてから海外企業買収による成長は最も重要な経営テーマです。クロスボーダーM&A(買収・売却、JV設立・解消)の巧拙によって、各企業の行く末が左右されます。

    本セミナーはM&Aの各段階で立ち戻るべき原理・原則の解説と、現場での実践のヒントの紹介に注力いたします。それぞれが独立した内容となっておりますので、ご関心に応じて個別に受講していただいても結構ですし、全体を受講していただければ、より立体的にM&Aをご理解いただけるものと存じます。

    1 クロスボーダーM&A [1] 基礎セミナー : 組織・人事デューデリジェンスと経営者リテンション
    2 クロスボーダーM&A [2] 中上級セミナー : 買収先経営者に対するコントロールの確立【動画視聴+ライブセッション】
    3 クロスボーダーM&A [3] 中上級セミナー : 間接統治の強化と組織統合【動画視聴+ライブセッション】
    4 事業再編におけるM&Aの要諦(全3回シリーズ)-後半-

    セミナーでは、実際に多くの案件を支援したコンサルタントがお話をさせていただきます。少人数制で開催しますので、質疑応答やご相談なども行いやすくなっております。ぜひ、この機会をご活用下さい。

    内容

    クロスボーダーM&A [1] 基礎セミナー : 組織・人事デューデリジェンスと経営者リテンション

    まず、法務や財務・税務などと同様に、組織・人事にもデューデリジェンス(DD)が必要です。すなわち、1) 買収の可否にかかわる重大リスク、2) 買収価格の調整要因、3) 買収後の経営に影響を与える重要事項について、限られた時間の中で手際よく調査し、現地の人事実務と照らして経営的な判断を下す必要があります。

    一方で、情報開示請求しても、開示の有無やタイミングは買い手の期待どおりになることはまずないため、DDの組み立てや進め方自体についても、良く理解しておく必要があります。

    次に、海外買収先の現経営者の取り扱いも、多くの日本企業にとって重要な問題です。こちらが継続勤務してほしいと思っているときに、当該経営者が退社してしまうリスクを低減し、かつこの経営者と良いスタートを切るために、現地の人事慣行を踏まえたリテンション策(引き留め策)の検討が有用です。特に、上場企業やPEファンド投資先の買収では、検討・交渉の時間が限られる中、難しい問題の解決を迫られることが多いです。

    反面、「買収後は中期的に一緒にやっていく」というリテンションのシナリオが、彼我のさまざまな事情で描けそうもないことがあります。このような場合を含めて、経営者リテンションをよく理解することは、M&Aにきちんと取り組むうえで非常に有用です。

    本講座では、クロスボーダーM&Aの基本中の基本の課題である、①組織・人事DDと②経営者リテンションをテーマに、原理・原則と、問題解決のアプローチを解説します。これからクロスボーダーM&Aに取り組む場合はもとより、これまでのやり方で本当に良かったのか、過去案件でいま生じている問題の原因はどこにあったのか、振り返りを行う場合にもぜひお役立てください。

    • ディールの流れと検討体制
    • 組織・人事デューデリジェンスの重要性と実施上のポイント
    • 経営者リテンションの重要性と実施上のポイント
    • 事例紹介
    • 質疑応答

     

    日時

    2018年1月18日(木) 15:30 - 17:00
    2018年4月20日(金) 15:30 - 17:00 (終了)
    2018年10月25日(木) 15:30 - 17:00 (終了)
    2019年1月16日(水) 15:30 - 17:00(終了)  
    4月16日(火) 15:30 - 17:00 (終了) 
    7月23日(火) 15:30 - 17:00 (終了) 
    2019年10月21日(月) 15:30 - 17:00 (満席)
    2020年1月22日(水) 15:30 - 17:00 (満席)
    2020年4月22日(水) 15:30 - 17:00 (終了)(満席)
    2020年7月21日(火) 15:30 - 17:00 (終了)(満席)
    2020年10月27日(火) 15:30 - 17:00 (終了)(満席)
    2021年1月20日(水) 15:30 - 17:00 (終了) 
    2021年4月21日(水) 15:30 - 17:00 (終了)(満席)
    2021年7月14日(水) 15:30 - 17:00 (終了)(満席)
    2021年10月20日(水) 15:30 - 17:00 (満席)
    ※ 各日全てZoom開催
    ※キャンセル待ちをご希望の方は、 mercercollege.japan@mercer.comまでご連絡下さい。

    参加費

    無料

    定員

    8名

    対象者

    M&Aまたはグループ・海外人事に関わる方を主な対象としています。
    ※弊社と同種・類似のサービスを提供されている企業様のお申込はご遠慮いただいております。悪しからずご了承下さいますようお願い申し上げます。

    お問い合わせ

    ご不明の点等ございましたら、下記までお問い合わせ下さい。

    マーサージャパン株式会社
    M&Aアドバイザリーサービス部門

    講師

    竹田 年朗
    竹田 年朗(たけだ としろう)
    M&Aアドバイザリーサービス部門 パートナー
    株式会社大林組、外資系コンサルティング会社(戦略系、組織人事系)を経て現職。
    日本企業の海外企業買収に対して、デューデリジェンスからPMIまで、幅広い支援を提供している。特に最近は、買収先のコントロールの確立、および経営統合・組織統合をテーマとしている。2009年12月から2018年12月まで、M&A専門誌「MARR」にて毎月論文連載、その後も寄稿随時。
    著書に、「クロスボーダーM&Aの組織・人事PMI」(中央経済社、2019年)、「買収効果が出る クロスボーダーM&Aの組織・人事手法~コントロールと統合の進め方」(中央経済社、2016年)、「クロスボーダーM&Aの組織・人事マネジメント」(中央経済社、第7回M&Aフォーラム賞受賞)などがある。
    経済産業省「海外事業者の視点に基づく日本企業との投資提携の定着に関する調査」研究会委員を務める。
    石川県金沢市出身。東京大学法学部卒、コーネル大学ジョンソンスクール経営学修士課程修了(MBA)。
     
    柴山 典央
    柴山 典央(しばやま のりお)
    M&Aアドバイザリーサービス部門 プリンシパル
    国内独立系ベンチャーキャピタルにおけるハンズオン投資、総合コンサルティングファームにおける製造流通業への経営コンサルティングを経て現職。
    これまで、国内外の未上場企業に対するインセンティブプランの提案、組織再編の実行、大手上場企業に対するプロジェクト制組織の導入支援等を行っている。
    マーサーにおいては、日系企業のクロスボーダーM&Aの支援を手がけている。
    これまで、化学、機械、IT、精密機器などの幅広い業界にわたって人事デューデリジェンス、経営者のリテンション、ガバナンス体制の設計、多国籍企業の資産買収における従業員転籍支援を行っている。
    直近における主なプロジェクト実績は以下の通り;
    • 国を跨いだ従業員移籍を含むJV設立における人事制度設計支援
    • 欧州を中心とした9か国におよぶ株式・資産買収複合ディールにおける従業員転籍・人事制度設計支援
    • NYSE上場企業のデューデリジェンスおよび株式関連報酬の繰り延べを含んだリテンション策策定
    • 欧州を中心とした70か国における事業買収のデューデリジェンスおよび交渉支援
    慶應義塾大学理工学部化学科卒、同大学院基礎理工学専攻修了。
     
コンタクト情報

『クロスボーダーM&Aの組織・人事PMI』

著者: 竹田 年朗(マーサー ジャパン株式会社 M&Aアドバイザリーサービス部門 パートナー )
出版日: 2019年4月1日
出版社: 中央経済社