MARR連載

ニューノーマル時代の日本企業M&Aの指針

ニューノーマル時代は、日本にとっては原理・原則を際立たせ、合理性を極めて、中核問題に取り組む時代である。発生する諸問題に別途何とか手当をするところにも、最新の工夫と新たな情熱を注ぐ。決して、両者のバランスを取りに行くのではない。どちらもやり切ることが、肝要である。

このような視点から、日本企業のM&Aを俯瞰し、グローバルの先進企業との差を見ると、よく言われるディールおよびPMIのスピード感の問題だけでなく、重要事項のやり残しやそもそも検討外であることの問題、それらが生まれてくる組織体制・プロセスの問題、平時のグローバルマネジメントや組織能力の問題、ひいては目的達成に対する執着のレベルの問題が浮かび上がる。

本連載では、日本企業の行うM&Aの到達点を高め、成功確率を高めるために、適切な視座、最新の視野、そして参考になる実務の取り組みを、適宜事例を交えてご紹介する。

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