3月 30, 2021

シェアホルダー(株主)からステークホルダー(利害関係者)へ重点を移す重要性を論じる本シリーズの第1部 「企業の目的:2つの理論の物語」では、支配的な株主の富の最大化理論(SWM:Shareholder Wealth Maximization)を、今やビジネス・ラウンド・テーブルおよび世界経済フォーラムなど多様な組織が明示的に支持しているステークホルダー理論と比較しました。これらの理論は正反対の立場にあると見られるかもしれませんが、長期の時間軸で見ることにより、環境・社会・ガバナンス(ESG)にじっくりと焦点を当てるなどの方法を通じて、長期的な   価値創出の途中経過として評価することができます。

 

本シリーズの第2部「未来の創り手(Future Maker)になるために: シ ェアホルダーからステークホルダーへ」では、ステークホルダー資本主義への移行がアセットオーナーに与える影響およびアセットオーナーがそれに対応して、どのような投資プログラムを採用できるかを考察します。この移行に備えることは、新型コロナウイルス感染拡大によって一段と急務になっており、株主以外のステークホルダーに関する企業固有の行動の重要性が高まっています。特に今回の危機において、企業が顧客や従業員をどのように扱うかは、今後数年にわたりビジネスに重大な影響を与えると見込まれます。

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未来の創り手(Future Maker)は、自身のポートフォリオを持続可能かつシステミックな結果に一致させることを目標として、自身の投資が全ての主要なステークホルダーに与える影響を評価しようと努めます。
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