資産運用コンサルティング

責任投資

Responsible Investment (RI)

 

責任投資について、マーサーでは2004年にグローバルチームを設立しており、2018年1月時点ではグローバルで13名の専任スペシャリストが在籍しています。機関投資家によるサービスの利用も拡大すると同時に、PRI(国連責任投資原則:Principles for Responsible Investment)や、IIGCC(気候変動に関する機関投資家グループ:The Institutional Investors Group on Climate Change)へ率先した参画や、専任スペシャリストによる分析レポートの発行などを通じて、機関投資家の長期的な資本価値構築の支援を目指しています(図表1)。

 

(図表1)マーサーの責任投資への取り組み

 

責任投資に関するサービスは画一的なものではなく、機関投資家によって様々なシチュエーションがありますが、概要としては図表2に示す通り、大きく4つの項目に分けて、項目ごとの目的達成に向けた支援がサービス内容となります。

(図表2)定義とアプローチ

 

とりわけ、インテグレーション(統合)にあるESG要因は重要性が高く、グローバルに見ても今後10年間におけるリスクとして高く認識されていることが分かっています(図表3)。

(図表3)グローバルなリスク認識TOP10

 

マーサーでは、運用機関の運用戦略に対してESGに関する4つのファクター項目(投資アイデア創出、ポートフォリオ構築、執行、ビジネス・マネジメント)に照らし、環境、社会、コーポレート・ガバナンス(ESG)とスチュワードシップへの考慮を投資プロセスに組み入れている度合いによってレーティングを付与しており、このESGレーティングの提供が責任投資における代表的なサービスの1つです。ESGレーティングは各種ファクター分析から導いた評価の結果で、1から4段階で表示しており、1が最も高く、4が最も低い評価になります。

(図表4)マーサーのESGレーティング

 

マーサーのESGレーティングは図表5の通り、全ての資産でカバーしている運用戦略がある他、日本国内においても、2014年8月に日本版スチュワードシップ・コードの受け入れを表明しており、2015年から日本株の運用戦略について、ESGレーティングの分布を公表しています(図表6)。

(図表5)マーサーのESGレーティングのカバー

 

(図表6)日本株のESGレーティングの分布

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