2019年の投資テーマと投資機会

31 1月, 2019

 

昨年、2018年の投資環境は、内外債券や内外株式と言った伝統的資産のリターンを代表的な指数で見ると国内債券を除いて軒並みマイナスとなり、これまで力強いドル高に支えられてきた円安も円高に反転、更には、ヘッジファンドに代表されるオルタナティブ、或いは非伝統的資産と呼ばれる運用も株式市場と同様に世界的なリスク回避姿勢の影響を受けてほぼ全ての戦略でマイナスに落ち込んでしまい、結果として厳しい投資環境となり、日本の機関投資家にとっては唯一のプラスのリターンがマイナス金利の国内債券だけ、という皮肉な結果でもありました。更には、2018年の年末、そして2019年に入ってからも債券市場では逆イールドと呼ばれる長短金利の逆転現象が起きており、景気後退(リセッション)の兆候とも言われる同現象が生じていることは、市場が景気後退を織り込みつつあるとも言われています。上述のような投資環境であったためか、一部の機関投資家からは『何に投資すれば良いのか分からない』というお悩みのご相談を受けますが、少なくともグローバル金融危機以降の中央銀行による金融緩和によって支えられてきた『ゴルディロックス(=ぬるま湯)相場』の更なる継続という考えを拭い去り、2019年以降は自発的に要となるテーマを意識した投資戦略を定める必要性がありそうです。今回は例年と同じく2019年の投資テーマと投資機会という題目で、『市場循環の後期局面』、『市場参加者の変化』、『グローバルな政治秩序の動揺』、『持続可能性への注目の加速』という4つのテーマに基づいて投資機会をご紹介します。

資料からの抜粋

ダウンロードフォーム

2019年1月17日 『マーサー年⾦運⽤セミナー東京』資料をダウンロードいただけます。
*必須項目