書籍概要

2015年のコーポレートガバナンス・コード施行以降、上場企業をはじめとする多くの日本企業において独立社外取締役の選任、報酬・指名委員会の設置、役員報酬制度の見直し、CEOサクセションプランニング等、コーポレートガバナンスの強化に向けた取り組みが進んでいる。その本質といえる経営の品質、すなわち企業目的と利益の追求を継続的に両立するために、各企業はどのように強固な方針を見定めるべきか。本書では、昨今の潮流の背景にある考え方を整理し、さまざまなツールやアプローチの根幹にある「そもそもの考え方(=武器)」を提示する。


著者: マーサージャパン 井上 康晴 亀長 尚尋
発行所: 中央経済社
出版年: 2022/4/12
価格: 3850円(税込)

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目次

  • 第1章 コーポレートガバナンス改革のこれまでとこれから
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  • 1-1.  日本のコーポレートガバナンス改革の振り返り
  • 1-2. サステナビリティ時代のコーポレートガバナンス
  • 1-3. 日本のコーポレートガバナンス改革の今後の見通し
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  • 第2章 日本企業のコーポレートガバナンス運営の課題
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    1. 取組テーマ・課題が山積し,対応を進めるも,全体ポリシーが不明瞭になりやすい
    2. 「稼ぐ力の向上」のためのコーポレートガバナンス,という観点からは,未だ強化の余地がある
    3. グローバルな動向についてもキャッチアップを進めているが 日本の官庁からの要請や周囲の企業の動向を踏まえた受動的な対応になりがちである
    4. 多くの取組みを進めるためのコーポレートガバナンス事務局の体制・マインドが十分に整いきらず,経営・取締役会・委員会・株主・投資家との関係が充実しきらない
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  • 第3章 ガバナンス強化を通じた稼ぐ力の向上
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  • 3-1.  取締役会/委員会によるガバナンス
  • 3-2. 株主・投資家目線でのガバナンス強化
  • 3-3. 「組織力」へのガバナンス
  • 3-4. 稼ぐ力2. 0~3. 0の創出に必要なコーポレートガバナンス
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  • 第4章 グローバル・コーポレートガバナンス・プラクティス
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  • 4-1.  ガバナンステーマのOverview
  • 4-2. 米国における報酬動向
  • 4-3. その他重要トピック
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  • 第5章 コーポレートガバナンスの質的向上に向けた自己変革
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  • 5-1.  報酬委員会
  • 5-2. 指名委員会
  • 5-3. コーポレートガバナンスの質的向上に向けた事務局の自己変革
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著者

マーサージャパン 組織・人事変革コンサルティング
シニアプリンシパル 役員報酬・コーポレートガバナンスプラクティスリーダー
井上 康晴(いのうえ やすはる)

プリンシパル 
亀長 尚尋(かめなが なおひろ)

組織・人事変革コンサルティング

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