そこでは仕事、リーダーシップ、文化、組織など、あらゆる概念を根本から考え直すことが求められる。仕事の未来を理解し、効果的に対応するためには、仕事を分解して再構築する、いわば役に立つ組み合わせに変えることが求められる。新しいワーク・オペレーティングシステム(ワークOS)への移行は、事業環境の著しい変化、グローバル化、コロナ禍によりさらに加速されたリモートワーク化、人材獲得競争の激化、特に日本においては少子高齢化が進む中で必然的なうねりだ。
固定された仕事と雇用されている従業員で構築される伝統的なワークOSは、あまりにも扱いにくく、これからの環境に適していない。本書では、これからの時代に適した新しいワークOSを提示する。このOSのもと、要員計画、採用、配置、育成、労働力や働き方の多様性にどのように向き合うべきか、地に足の着いた現実的なアプローチを紹介する。
著者: ラヴィン・ジェスターサン、ジョン・W・ブードロー
監修: マーサージャパン
出版社: ダイヤモンド社
出版年: 2023/3/28
価格: 2420円(税込)
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ラヴィン・ジェスターサン(Ravin Jesuthasan)
マーサーのトランスフォーメーション・サービス事業のグローバルリーダー。未来の仕事とワークフォース・トランスフォーメーションに関する世界的なオピニオンリーダー、フューチャリスト、著者として知られる。世界経済フォーラムでは、仕事の変革とグローバル人材に関する画期的な研究「HR4.0:第4次産業革命における人材マネジメント」(HR4.0)をはじめ、数多くの研究プロジェクトを主導している。PBSのドキュメンタリーシリーズ「仕事の未来」(Future of Work)のアドバイザー。本書以外の著書にReinventing Jobs(『仕事の再構築』)、Lead the Work(『仕事の再定義』)がある(いずれもジョン・W・ブードローとの共著)。
ジョン・W・ブードロー(John W. Boudreau)
南カリフォルニア大学マーシャル・スクール・オブ・ビジネス(MBA)名誉教授(経営・組織学)。同大学Center for Effective Organizationsリサーチ・ディレクター。組織を持続的成長軌道に乗せるための人材の活用と開発、HR戦略、人事情報システムなどを研究。スタートアップからグローバル企業、政府機関、非営利団体など、数多くの組織のアドバイザーを務めている。全米HRアカデミー(理事)、国境なき医師団(資源計画委員)、企業生産性研究所(理事)としても活動。
マーサージャパン —訳