未曽有のパンデミックは、人々の生活様式や企業の経済活動に現在進行形で影響を及ぼしています。景気減退の懸念も現実味を帯びてくる中、個社レベルでは、緊急事態モードからニューノーマルを前提とした平常時モードへのシフトが進んでいます。

 

デジタル化の急進、強制的なリモートワークへの転換、その結果として俄かに脚光を浴びだした「ジョブ型雇用」という言葉。

 

コロナ禍によって前提となる経営環境が急変しつつある今、企業は人材マネジメントの側面から、何を・どういう視座で考えるべきでしょうか?

 

経営戦略の転換と人材マネジメントをどのように接合させるべきでしょうか?ジョブ型のエッセンスをいかに正しく理解し、自社への適用要否・アプローチをどのように議論するべきなのでしょうか?

 

経営環境の転換期は、ピンチでもあり、チャンスでもあります。昨今のジョブ型雇用に対する関心の高まりは、長らく課題視されていながら変わりえなかったメンバーシップ型雇用の弊害を正す、かつてない好機とも言えます。

 

企業を取り巻く環境の変化と人材マネジメントの観点から検討すべきテーマ


Key Questions 

ワークフォースプラン(人材の質x量)

  • コロナ禍の影響を踏まえ、自社のワークォース(要員の質×量)は、中長期/短期でどう変わるべきか?
  • 採用・育成(リスキル)・配置・処遇施策(人件費配分ポリシー)はどのように転換されるべきか?
    とくに、グローバル化、デジタル化の文脈において、大きく変えるべきポイントはどこか?
  • 上記検討を進めるうえで、ジョブの考え方をどのように活用できるか?
 

人事マネジメントシステム(人事制度など)

  • そもそも、ジョブ型人材マネジメントシステムとは何か?メンバーシップ型と何が・どう違うのか?
    (ジョブディスクリプションの有無や、人事制度といった一部分ではなく、人の出入りを含むエコシステム全体として両者の違い・特性を正しく理解することが重要)
  • ジョブ型人材マネジメントシステムの自社への適用要否・アプローチをどのように考えるべきか?
 

人事オペレーション (HR-IT) 

  • ジョブ型人材マネジメントに舵を切るとき、人事の体制・オペレーション・ITはどのように変わるべきか?
  • 最新テクノロジーをどのように活用するべきか?活用にあたっての留意点・成功と失敗の分かれ目は何か?
 

多くの経営者・人事部門の責任者とのディスカッションを通じて得られたインサイトに基づく、マーサーが考える「ニューノーマル時代の人事戦略」の導入部分をダウンロードしていただくことができます。


※本レポートは、2020年8月5日に実施された「ニューノーマル時代の人事戦略」のセミナー資料を再編集した内容です。

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