昨今、人事に関わるトピックが常に経営のトップイシューになっています。コロナ禍に端を発した、(ときに誤解・誤謬にみちた)ジョブ型雇用の隆盛。ESGのSの要因に対する関心の高まりを背景に現れた人的資本経営という概念や、人的資本情報開示の流れ。さらには、パーパス経営、EVP、ウェルビーイングなど、様々なレベル感・切り口から人事変革の必要性と方法論が叫ばれています。
これら一連の言説を理解することは大切ではあるものの、How論への近視眼的な飛びつきにはリスクも伴います。企業を取り巻く大局的な経営環境の変化、即ち、有形資産から人材に代表される無形資産へと競争優位の源泉が変化し、グローバル×デジタルが当たり前になった今、企業は人事領域の変革にどのような視座・順番・スコープで臨むべきなのでしょうか。
人事に対する期待値と、そこに求められる変化の幅がかつてなく高まっている今だからこそ、原理原則に立ち返った議論、即ち、自社の経営戦略と正しく接続した人材戦略(変革ストーリー)が求められています。そして、そこで示される変革の方向性は、企業が有する各種人事制度・仕組みや、運用を司るオペレーション、人事権に関する事業と人事の役割分担のあり方、さらには、現場マネジャー・従業員の意識や企業文化・風土に至るまで、正しく・全方位的に変革の絵図として落とし込まれる必要があります。
今回のセミナーでは、企業における人材マネジメント基盤の統合的な変革をどのような視座・枠組みで論じるべきか、それらの前段として、今、企業が議論するべき人材戦略とは何かについて紹介します。
企業の経営層、経営企画・人事部門の上級ご担当者様(CEO、CFO、CSO、CHRO、経営企画部長、人事部長など)
※弊社と同種・類似のサービスを提供されている企業様のお申込はご遠慮いただいております。悪しからずご了承下さいますようお願い申し上げます。
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日時
2022年6月7日(火)
16:00-17:30(終了)
2022年6月27日(月)
16:00-17:30(終了)
参加費
無料
開催方法
オンライン (Zoom)
大路 和亮 (おおじ かずあき)
組織・人事変革コンサルティング部門 シニアプリンシパル
組織・人事戦略プラクティス ジャパン・プラクティスリーダー
マーサージャパンにおける組織・人事戦略プラクティスのリーダーとして、国内外の企業に対する、組織設計・人事戦略・ワークフォースプランニングに関わる様々なコンサルティングをリード。経営戦略の転換に伴う人事戦略・要員計画の立案、戦略的人材調達プラットフォームの企画・設計・運用支援、本社およびグローバル連結組織の設計・ガバナンスモデル構築、グローバルHR変革ロードマップ策定、グローバル連結タレントマネジメントの仕組みの企画・設計・運用支援、M&Aに伴う人事制度・人材マネジメント基盤の統合・高度化、人事組織・業務の変革等、様々なプロジェクトの経験を保有。
早稲田大学ビジネススクール非常勤講師(ワークフォース・プランニング)
書籍・雑誌・ウェブ記事等、人事戦略・組織設計・ジョブ型雇用などに関わる執筆多数
外資系戦略コンサルティングファームを経て現職
東京大学法学部卒、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院修士課程(MBA)修了