ジョブ型雇用へのシフトやライフコースの多様化により日本型雇用は転換期を迎えています。また、リモートワークの普及やD&I推進による働き方の多様化への対応も求められ、多くの企業が人事機能や人材マネジメント施策見直しに取り組んでいます。そして、この変革の動きは、福利厚生制度・保険制度にも及んできています。
その一端として、「日本型福利厚生制度から抜け出したい」というご相談が今年に入り増加しています。背景には、「従業員=家長」を前提として設計された従来制度に不公平感が目立ち、結婚・出産・育児といったライフイベントの有無で利得の差が拡大してきていることが挙げられます。この福利厚生制度リフォームの動きは今後加速し、その方向性は、企業の人材マネジメント方針により二分化していくと考えられます。本セミナーでは、その潮流と制度の見直しについて解説します。
また、福利厚生制度の中核を占める従業員向けの保険制度についても、企業と保険会社の総合取引の関係性で形成されたラインアップと、従業員が実際に利用したい保険メニューとのギャップが拡がりつつあります。本セミナーでは、「現在の保険制度が形成された歴史的経緯」からはじめ、「従業員が本当に必要とする保険は何か」、「人材マネジメント方針に沿った保険メニューの見直しの具体的な考え方」について、ご紹介していきます。
プログラム
- 1.ジョブ型雇用における福利厚生制度とは
- a. 福利厚生制度リフォームの2つの潮流
- b. 福利厚生制度見直しの手法
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- 2. 人材マネジメント方針に沿った福利厚生制度とは
- a. いまさら聞けない福利厚生保険制度の基礎知識
- b. 保険メニューの見直しの具体的な考え方
日時
2021年11月9日(火) 14:00 - 15:30(終了)
※ Zoom開催
参加費
無料
対象者
人事制度、福利厚生制度設計に携わっている責任者、主催者の方々
※弊社と同種・類似のサービスを提供されている企業様のお申込みはご遠慮頂いております。悪しからずご了承くださいますようお願い申し上げます。
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マーサージャパン株式会社 グローバル ベネフィット コンサルティング部門
講師
木村 真子
マーサージャパン株式会社 グローバル ベネフィット コンサルティング部門 プリンシパル
大手損害保険会社、監査法人グループを経て現職。 クロスボーダーM&Aに際し、国内外のクライアントに対して人事デューディリジェンス、ビジネスデューデリジェンス、M&Aのエクセキューション支援、経営統合(PMI)、JVスタートアップのプランニング~組織構築と、統合前~統合後における幅広いプロジェクト経験を有する。
また、大規模プロジェクトにおけるタスクフォースのファンクショナルリーダーとしての経験も有する。
上田 智之(うえだ ともゆき)
マーシュジャパン株式会社 マーサーマーシュベネフィッツ部門 バイスプレジデント
マーシュのバイスプレジデントで、コンサルタントとして、主に外資系企業の福利厚生保険の制度運営/統合/立上げを支援。これまでに200社以上の担当経験を有する。
前職は外資系生命保険会社で、個人および企業向けの保険コンサルティングに従事し、営業マネージャーの経験も有する。