昨今、各メディアで「ジョブ型」が頻繁に取り上げられるようになりました。しかしながら、現状は、ジョブ型雇用やジョブ型人事制度という言葉だけが先行しており、組織への影響や変革の方向性については、まだ十分に検討されていないのではという課題認識を持っております。
マーサーは、「ジョブ型雇用」を、個社の独自性を重視する「メンバーシップ型雇用」と対比される概念として、社会・会社・個人の関係の在り方にも影響するエコシステムとして捉えています。そうしたエコシステムとしてのジョブ型雇用と、従来のメンバーシップ型の雇用の在り方は、今後、どのように変化するのでしょうか。
本セミナーを始めとする一連のセミナーでは、2020年夏に実施するジョブ型雇用のスナップショットサーベイの結果を読み解くことで、経営者・事業部責任者・人事部管理職の方々が、各社における雇用のあり方について、今後の方向性をどのように考えているのかを紐解いていきます。その上で、組織・人事コンサルタントの立場から、中長期的に各社が何を目指して、どのような領域で打ち手を講じようとしているのか、また、各社の人事戦略や、採用・雇用・報酬といった個別の人事施策においてどのような変革が求められるのかを解説します。
プログラム
- サーベイの背景とジョブ型雇用への誤解
- 白井 正人 / 取締役 執行役員 組織・人事変革コンサルティング部門 日本代表
- サーベイの結果と傾向
- 伴登 利奈 / 組織・人事コンサルティング部門 シニアマネージャー
- サーベイから読み解く今後の課題
- 中村 健一郎 / 組織・人事変革コンサルティング部門 シニア プリンシパル
- 質疑応答
日時
2020年9月16日(水) 14:00 - 15:00(終了)
※ Zoom開催
参加費
無料
対象者
・ ジョブ型雇用について理解を深めたい企業経営者
・ 今後の雇用や人事の諸施策の変化が与える影響を知りたい事業部責任者
・ 組織や人事の変革を推進していく人事部の管理職
※弊社と同種・類似のサービスを提供されている企業様のお申込みはご遠慮頂いております。悪しからずご了承くださいますようお願い申し上げます。
お問い合わせ
マーサージャパン株式会社 組織・人事変革コンサルティング部門
講師
白井 正人(しらい まさと)
取締役 執行役員 組織・人事変革コンサルティング部門 日本代表
組織・人事領域を中心に、マネジメントコンサルティグサービスを約30年提供している。
組織・人材マネジメント戦略立案、組織設計、要員計画、人事制度設計、役員報酬制度設計、ガバナンス体制構築、サクセションマネジメント、選抜トレーニング、人材アセスメント、ダウンサイジング 等、様々なプロジェクトをリードしており、特にPMIやグローバル化の局面に強みを持つ。
クライアントは、金融、医薬、自動車、エレクトロニクス、情報通信、化学、小売、官公庁等、多岐に渡る。
役員報酬の分野では、地上波での解説に加え、全国紙5紙における記事掲載、その他、数多くの専門誌に寄稿。
デロイト トーマツコンルティング、アーサー アンダーセン、プライスウォーターハウスクーパース 等を経て現職。
早稲田大学理工学部卒、ロッテルダム・スクール・オブ・マネジメント(MBA)修了
中村 健一郎(なかむら けんいちろう)
組織・人事変革コンサルティング部門 シニアプリンシパル
国内外企業の組織・人事制度改革プロジェクト、リーダーシップ研修、組織変革プロジェクト、グローバル人材マネジメント構築 プロジェクト、グローバル意識調査プロジェクト、等様々なプロジェクトをリード。研究組織活性化フォーラムメンバー。
執筆文として、「研究開発者の活性化につながる処遇を考える」(労政時報、共著)、「輝く組織の条件」(ダイヤモンド社、共著)、「なぜ今、幕末のような大物が生まれないのか」(プレジデント)がある。
一橋大学 経済学部卒。NTTデータ、アビーム・コンサルティングを経て、2000年から現職。経営行動科学学会会員
伴登 利奈 (ばんどう りな)
組織・人事変革コンサルティング部門 シニアマネージャー
幅広い業界の国内外の企業に対して組織と人に関する包括的なコンサルティングを手掛け、人材マネジメントシステム(等級・評価・報酬制度)の設計・導入、海外拠点の人事競争力診断、M&Aに伴うデューデリジェンスや人事制度統合、グローバルエンゲージメントサーベイの実施、グループ会社の事業再編支援などのプロジェクトに携わる。
近年は、日系企業の人事基盤の構築、サクセッションプランニング、人材アセスメント、グローバル人材マネジメントの構築支援などを通じた企業変革に取り組んでいる。外務省を経て現職。
横浜国立大学経済学部卒業、ドイツ・ケルン大学留学 (EU経済専攻)